
2023年12月31日に開催されるコミックマーケット103に出展します。
Paper DXers Publishing 名義です。場所は、[東地区 コ-52]です。
せっかく出展するのだからと、新刊を制作することにしました。以前からまとめたいと思っていたパケットラジオに関する本です。価格は未定ですが、「アマチュア無線海外運用入門」と同価格くらいかなと考えています。
タイトルは、「Packet Radio Old Days」です。1993年~1995年まで連載したコラムのタイトル「Packet Radio Today」のオマージュです(自分の文章にオマージュというのは、本当は変なのですが)。
私がパケットラジオの運用を始めたのは、1984年頃だと思います。1988年には、「SR初歩のラジオ 6月号」(誠文堂新光社)に「アマチュア無線の最先端 いま、RBBSがおもしろい!」という記事を書かせていただきました。
その後、1990年から「モービルハム」(電波実験社)、少し間が空いて1993年から「CQ ham radio」(CQ出版)で、パケット通信の連載コラムを担当しました。つまり、1990年代のパケットラジオの動向をカバーしていたことになります。
転送型RBBSなど、取り上げる機会が少なかった話題もありますが、一方で、アマチュア無線以外のデータ通信やインターネットの話題も、積極的に取り上げていました。まとめて読むと、それらの技術やサービスの発展の様子も伝わってきます。
コンピューター技術誌「bit」(共立出版)や、技術発表イベントの予稿集に収められた記事も加え、A5判200ページにまとめることができました。
前述の「SR初歩のラジオ」と「Internet User」(ソフトバンク)に掲載した記事は、手元になく、収録を断念しました。そのうち、探してみます。
コミケでの頒布が終了したあとも、AmazonのPoDなどで、入手できるようにしたいと考えています。
きわめて少部数ですが、12月11日に発注し、12月15日に届きました。コミケに間に合い、ほっとしているところです。