明日の○○を○○する…

JK1FNLによる(おもに)アマチュア無線と電子工作のページです。


 ①2022年 JARL社員選挙 立候補所信


JARL社員立候補にあたって (2022年2月)

 アマチュア無線が大好きな皆さん、こんにちは。JK1FNL 小林直行(こばやしなおゆき)です。

 皆さんとは、コンテストで交信いただいているのではないでしょうか。DXを楽しまれているひととなら、9M4SDX、9M0LL、YJ0NA、CE0Y/JK1FNL、9H3F、8Q7FFなど、私が運用した局のQSLカードを何枚かお持ちだと思います。CQ ham radioなどに執筆した製作記事、解説記事などで、JK1FNLというコールサインに見覚えがあるといういるひともいらっしゃると思います。

 このたび、日本アマチュア無線連盟(JARL)の社員(地方本部毎選出 関東地方本部)に立候補いたしました。立候補にあたり、所信を表明させていただきます。

 JARLが、社団法人から一般社団法人となった際に、会員全員が参加する総会から、社員が参加する総会に変わりました。社員は、会員から選出されますが、その選出方法には、後述する問題があり、しかもそれが是正されることがない体制が確立してしまったと感じました。そのことが、JARL 第1回定時社員総会での、そして、その後頻発した理事選任否決につながっています。会員の意思によって選出された理事候補者が選任されないのです。JARLは、会員の意思が反映されない、たいへん残念な組織となってしまったのです。

 「社員も、会員の意思で選ばれているのだから、社員による理事選任否決も会員の意思を反映しているのではないか」と思われるかも知れません。しかし、社員の選ばれ方、社員の定数の偏りから、社員総会での多数決は、会員の総意を反映したものとは、言い難いのが実情です。それまでの、JARLの体制(これは地方本部や支部の体制も含みます)が温存され、変革が不可能な制度になってしまいました。

 さらに、この数年、JARLからの情報が、会員に対して適切に公開されない状況が、ますます顕著になってきました(それとも、一部の関係者には、情報が与えられているのでしょうか)。

 そのような状況を打開し、会員としての意思が伝わる当たり前の組織を目指し、会員の仲間と情報を共有していくためには、社員として活動することが必要と考えるに至りました。

 以下、これからのアマチュア無線やJARLについて、私の考えをまとめました。これらの考えに、必ずしも固執するものではありません。「より広い視点で考えれば、こうではないか」といったご意見を歓迎します。Twitterで、@JK1FNLに情報をお寄せいただければ幸いです。

 このページは、いただいた意見へのフィードバックも含め、選挙期間中、随時、加筆していく予定です。

地方本部・支部のありかた

 皆さんは、支部の活動に、参画されていますでしょうか。また、JARL登録クラブのメンバーとして活動していますか。

 わたしは、いずれの活動も行っていません。というか、支部の活動に参加する方法がわからないというのが正しいです。コンテストが好きな私にとって、コンテスト主催団体としての支部の活動は、感謝していますが、それ以外の活動は、接点を持てていません。

 また、会員数の減少により、支部活動が難しくなっている地域もあるのではと推察します。

 アマチュア無線は、多彩な楽しみがあります。そのテーマを通じ、全国規模で活動しているグループがたくさんあります。また、SNSなどを通じ、全国規模の「緩やかなつながり」といったものもあります。

 ネット時代のアマチュア無線には、地域的なつながりは、必須ではないと考えます。都府県振興局の地域の単位で支部を設けるということは、そろそろ見直しをする時期ではないでしょうか。JARLの財政を考えた場合、支部の活動も聖域にすべきではないと思います。支部は、JARL登録クラブのひとつとし、地域での活動に対する「信用」が必要な際にJARLが協力するという形がよいのではないでしょうか。

 もちろん、これらの意見には、異論も多いことでしょう。しかし、地方本部や支部ありきを前提とし、それらを聖域とするのではなく、今後のあり方を検討する必要があると考えているのです。

 現在、地方本部や支部の活動に熱心なひとは、それらの組織がどう成り立っているのか、支部長以外の支部役員はどうように決まるのか、どのような活動が支部でなくてはできないのかを、ぜひ詳しく説明していただきたいと思います。その結果、私にも支部の必要性が理解できるかもしれません。

2022年2月11日加筆

 支部でしかできない活動はなにか、(JARLの予算を使わない)地域クラブでも可能な活動ではないのか、地方本部単位とすべき活動ではないのかなど、支部の活動の見直しが必要であると考えます。

2022年2月20日加筆

 2月18日に、立候補者告示が公開されました。「支部区域毎の社員(=支部長)」は、青森県と山形県以外は、すべて無投票当選となってしまいました。支部長としての責務を果たすためには、現在の支部役員の支持が不可欠だと思います。そのため、事実上、支部活動に深く関わっているひとしか、「支部区域毎の社員(=支部長)」に立候補できない状況になっていると思います。

 支部活動ありきで社員になったひとが、全社員の39%を占めてしまう。支部活動が、その都府県振興局のアマチュア無線家を代表しているのであればよいのですが、そうとは思えません。たとえば、ある支部の、支部大会出席者は、支部に所属している会員の約2%に過ぎないのでした。 

地方本部区域毎選出の社員定数の問題

 地方本部毎選出の社員は、総定数84名です。地方本部区域ごとに定数が定められていますが、会員数に応じた定数となっていません。これは、大きな問題です。とくに、私のように1エリアの会員にとっては、著しく不当な扱いといえるのではないでしょうか。

 表をご覧ください。ここでいう会員数は、2021年3月(令和2年度末)のJARL発表の数字です。正員と家族会員の合計なので、投票の権利がある正員の数を正しく反映したものではありません。ただし、割合を求めるにあたっては、問題とならないと思います。

 C列をご覧ください。各エリアの会員数の会員総数に占める割合です。総定数84を変えないまま比例配分すると、1エリア選出の社員定数は、D列に示す31であることが望ましいことがわかります。しかし、実際の1エリアの社員定数は、E列に示す20にしか過ぎません。

 8エリアと0エリアの定数は、適切ですが、そのほかの7つのエリアは、社員定数が会員数にくらべ、多いことがわかります。1エリアだけ、極端に社員定数が少ないことがわかります。

 第1回社員選挙の際に、あるJARL関係者が「3エリアも会員数に対する定数を少なくしている」と発言していたのを覚えています。しかし、少なくとも令和3年3月末の段階では、3エリアも社員定数が、実際の会員数の割合よりも多いことがわかります。1エリアの会員が、圧倒的に不公平な扱いを受けたままになっています。

 H列をご覧ください。エリアごとに、1名の社員が何名の会員を代表することになるのかを示しました。1エリアは、9エリアにくらべ、地方本部区域毎選出の社員を選出する権利が、1/3しかないことがわかります。

 地域の声を届けるためにも、地域ごとに一定の社員が必要という意見もあることでしょう。しかし、それは、次に述べる「地方支部区域毎選出の社員」が選出される以上、そちらで配慮されているとみるべきです。

 また、JARLの運営に重要な役割を果たす理事には、地方本部ごとの選出も行われています。各地方特有の事情を汲み取るのであれば、その役割は、地方本部選出理事が果たすべきでしょう。

 地方本部区域毎の社員は、会員数に応じた定数に是正するべきと考えます。1エリア選出の社員が、1エリアの利益を優先させるようなことは、(現在の他エリア選出社員が、そのエリアの利益を優先させているわけではないであろうことと同様に)ないと考えます。あるいは、地方本部区域毎の選出ではなく、全国区での選出とすべきではないでしょうか。

 このような、1エリアの会員のみが、著しい不公平となっていることが、なぜ問題視されないのでしょう。なぜ、是正しようという声があがらないのでしょう。いや、私も、いまの社員定数のままであれば、変えれらないとあきらめてしまい、何も行動していませんでした。なので、いま、声を上げます。

 これは、「1エリアの会員の特別な利益」のためではなく「会員の公平な権利の回復」を意図した主張です。もちろん、私が社員として選出された際には、「1エリアのため」ではなく「アマチュア無線のため」活動するのは、当然のことと考えています。

2022年2月11日加筆

 JF3KOA岡さんが、2020年に、適正な社員数を検討してみたことがあるとのことで、その際のデータを送ってくださいました。岡さんからご許可をいただき、紹介させていただくことにします。

 岡さんは、地方本部は残して都道府県支部を地方本部に集約する案としているとのことです。次項で触れる「支部長=社員」の問題も考慮し、社員数を割り出してみたとのことでした。私の案では、現在の「地方本部区域毎選出の社員」の合計84名を対象に会員数に比例した定員案を示していますが、岡さんは、社員全体の定員である138名を対象にしています。均等に分けた場合は、1エリア(関東)は、四捨五入で51名になりますが、他エリアの定員の端数を繰り上げることで調整し、46名としたとのことでした。

 私の案も、岡さんの案も、それぞれ個人のアイデアで試算したものに過ぎません。しかし、ほぼ1エリアの会員のみが、社員選出にあたって、著しく不公平な状況に置かれていることは、間違いありません。

2022年2月20日加筆

 2月18日に、立候補者告示が公開されました。私が立候補している「地方本部区域毎の社員(関東)」は、定員20に対し、立候補者数は29でした。前述のように、私は、会員数に応じて配分した関東の定員は31が適切であると思います。今回の立候補者数からも、1エリアも定員の異常な少なさがわかるのではないでしょうか。 (下記「会員数に比例した社員定数」は、前述の私の試算)

支部区域毎選出の社員=支部長の問題

 社員には、前述の「地方本部区域毎選出の社員」のほか、「支部区域毎選出の社員」という区分があります。この区分の社員は、各支部ごとに、1名が選出され、地方支部長を兼ねるということが特徴です。

 しかし、これには大きな問題があると考えます。

 第一に、会員数あたりの社員数に、著しい差があることです。

 支部ごとの会員数のデータを見つけることができなかったため(見つかりました。項末参照)、2020年10月現在の人口のデータを用います。

 JARLの支部でもっとも人口が少ない、オホーツク支部は、オホーツク総合振興局が管轄するエリアですが、人口は273,362人です。これに対し、人口が最も多い東京都支部の東京都の人口は、14,047,594人、じつに51.4倍です。2番めに人口が多い、神奈川県は、同様に33.8倍ということになります。これは、たいへんな差だと思います。

 支部長が社員であるというのは、国で例えると、地方自治体の行政の長である知事が、国の立法機関である国会の議員に、自動的に選出されてしまうような不自然さがあります。

 また、支部長は、支部の活動を行わなくてはならないことから、事実上、これまで支部活動を行ってきたひとしか、担うことができない点も問題であると考えます。どうしても、対象者が固定されてしまいます。そのため、前例の踏襲、改革の否定につながる可能性は高いのではないでしょうか。これが、第1回社員総会における理事候補者の否認につながっていると思います。

 この問題を解決するためには、「支部長=社員」は、社員総会の出席権および発言権はそのままに、社員総会での議決権は持たないこととするのが、よいと考えます。社員総会で地域の声(というのがあるか、私はわかりませんが)を発信してもらいつつ、選出の不公平さの影響をなくすことができることでしょう。

 また、支部長が地方本部区分選出の社員として立候補することを妨げないということでもよいと思います。

 また、地域選出者の議決権にこだわるということであれば、支部長ではない社員(地方本部区分選出)の定数を増やしてはいかがでしょう。支部長=社員が議決に関わる割合を少なくするのです。社員が増えることによる、費用増は、社員総会をオンライン化することで、抑えられると考えます。とくに、総会開催費用が抑えられることができれば、問題は生じないのではないでしょうか。

2020年2月20日加筆 その1

 支部ごとの会員数データ(2021年7月7日現在)を見つけました。会員数がもっとも多い東京都支部は7,151名、神奈川県支部は6,050名でした。会員数がもっとも少ないのは、釧路・根室支部の122名、ついでオホーツク支部の211名でした。

 東京都の人口は、神奈川県の1.5倍ですが、JARL会員数は、1.2倍に過ぎませんでした。住宅環境の問題でしょうか。

 それはさておき、東京都の会員数は、釧路・根室支部の58.6倍であることがわかりました。

2020年2月20日加筆 その2

 2月18日に、立候補者告示が公開されました。「支部区域毎の社員(=支部長)」は、青森県と山形県以外は、すべて無投票当選となってしまいました。

 前回までの選挙では、無投票当選となった立候補者の所信は、公開されていません。どのような考えを持って立候補したのかを会員は知ることができません。これは、たいへんおかしなことではないでしょうか。

JARLの予算は地方本部費を聖域とすべきではない(3月24日追記)

 JARLの予算が、特定資産を取り崩しての、事実上の赤字予算であることは、ご認識されている会員も多いことと思います。このままだと、私が平均寿命の年齢に達するよりも早く、財政的に破綻する可能性が高いと思います。

 これまでにも多くの方がJARLの予算について意見を述べられています。その多くが、QSL関係やJARL NEWS関係ではないでしょうか。
 私は、これらの検討に加え、地方本部費やそこから分配される支部の予算について、その内容が適切なのかを検討していくべきだと考えています。これらの予算を減額せよといっているのではなく、その予算を聖域とすべきではないという意味です。
 支部の活動とされているものが、支部でなくてはできないことなのかの検討は必要でしょう。手弁当で行っている、地域クラブの活動と何が違うのかを明らかにしたほうがよい行事もあるように思います。「製作会」「ビギナー教室」、これらの参加者は、どのくらいいるのでしょう。費用対効果は適切でしょうか。支部予算の使いみちとして会場費が多くを占めるとの説明を目にしました。オンライン開催のほうが、費用をかけず、多数の参加が見込める場合も多いのではないでしょうか。

 また、地方本部単位としたほうが適切な活動はないでしょうか。

 いっぽうで、額が多いように感じる地方本部費も、2021年度予算では、全体の5%程度に過ぎません。これを削減しても、効果は限定的なのが実情かも知れません。しかし、コロナ禍となる前から、使い切れない多額の予算を繰越金としていた事例などを知ると、やはり見直すべきであると思うのです。

 繰り返しますが、地方本部費の減額を主張しているのではなく、聖域化せずに内容を見直しすべきというのが、私の主張です。

私の理事候補者の理事の信任の方針

私の理事候補者の理事の信任の方針

 JARLは、会員(正員)が、理事候補者を選挙し、その当選者を社員が信任投票した結果で、理事が決まります。社員は、会員の意思を尊重して信任すべきですが、第一回社員総会以来、そのような結果となっていないことがあります。

 私が、社員となった場合は、次の基準で理事候補者を信任するかを判断するつもりです。

 選挙となり、会員の投票の結果、理事候補者となったひとは、会員の意見を尊重し、信任いたします。社員は、会員の多数意見を追認することが求められると考えているためです。例外は、社員総会までに、それまで会員が知ることができなかった、何らかの問題が明らかになった場合ということになります。

 一方で、無投票当選で理事候補者となったひとについては、会員の総意で選出されたとはみなすことができないと考えます。この場合は、私の判断で、信任するか否かを決めることになります。 

JARL NEWSは、オンライン化を

 ここからは、JARLの活動を維持しつつ、いかに費用を削減するかについて考えていきます。まずは、JARL NEWSです。

 JARL NEWSは、オンライン化すべきと考えます。発行に関する費用が削減できること、いつでも、どこでも閲覧可能となることから、メリットは大きいと思います。JARL NEWSに掲載される広告の収入もあると思いますが、公開されている財務書類から読み取る限り、発行に必要な費用に見合うものとは思えません。

 オンラインで閲覧できない会員も存在することでしょう。しかし、現在は、インターネットは、誰もが使うことができるインフラと捉えてよいのではないでしょうか。「アマチュアは進歩的であること」とアマチュアコードにもあります。会員個々の努力で、インターネット接続環境を確保していただくことを期待するのは、過大なことでしょうか。

QSLビューロー機能は、効率化、電子化を検討しつつ存続を

 QSLカードの転送量が増えているとのことです。財政的負担も大きく、QSLカード発行量の削減や電子化の推進の意見があります。

 QSLビューローは、多数の会員がいることが意味を持つ機能であると思います。QSLカードの交換が、アマチュア無線の楽しみのひとつであることは確かです。したがって、効率化、電子化をにらみつつ、存続を前提に検討をすすめることが必要だと考えています。

 効率化の一例として、QSL枚数の削減方法をひとつ考えてみました。ひとつは、JARL会員検索のAPI提供です。ログソフトやQSL印刷ソフトから、容易にJARL会員検索ができ、JARL会員に絞ったQSLカード印刷を容易にする機能を実装するためのしくみの提供です。すでに、Webによる検索はできるのですから、データは整っているはずで、それを有効利用するのです。

 このことにより、JARLの会員でないひと向けのQSLカードがビューローに送られること(そして、分類されたうえで、廃棄されてしまうこと)を防ぎ、費用削減に貢献できるのではないでしょうか。

 もうひとつは、JARL会員検索に、会員が自ら、カードの交換は望まないといったポリシーを登録できる機能を付加することです。

 次にQSLの電子化についてです。

 QSL交換の電子化が実現されたとしても、それが個人の開発者に依存する場合、今後長期間に渡っての存続が約束されるわけではありません。JARLとして、電子化の検討、推進を行っていく必要があると思います。それが、結果的に「既存の電子QSLのしくみの活用」になるかもしれませんが。

 電子QSL(交信証明)は、Lotw、eQSLなど、すでに多くのユーザーがいる国際的に使われているしくみもあります。これらに対し、日本のアマチュア無線家が必要とする機能の追加を働きかけていくというのも、有効な方法だと思います。

 また、QSLカード交換を負担に感じるひとも多くなっているようです。QSLカードの交換は、必須ではないことを、会員に広報していくことも必要ではないでしょうか。

ビギナーに優しいハムフェアへの提案

 アマチュア無線家が集う場としてのハムフェアは、重要であることは間違いありません。

 しかし、新しいアマチュア無線の楽しみを見つけたいと思っているひと、これからアマチュア無線を始めようとしているひとには、不親切なイベントであると感じています。

 アマチュア無線の楽しみのジャンルを羅列し、どのブースを訪問すればそのジャンルを知ることができるかを案内するインデックスの作成、会場内を案内するツアーの開催(ネットワークの展示会/相互接続検証イベントであるInterOPにおけるShownet Tourのようなもの)などで、知っているひとや買うものがなければ楽しめないハムフェアから、一歩進めることができるのではないでしょうか。

 また、Maker Faire、技術書典など、技術系、DIY系のイベントとの連携を検討すべきと考えます。

 また、ハムフェアのオンライン開催も、検討していくべきと考えます。

「かつてのアマチュア無線家」へのアプローチ

 若い世代に、アマチュア無線を紹介する試みが行われているようですが、なかなかアマチュア無線家の増加に結び付かないようです。

 一方で、これまでにアマチュア無線を経験したことがあるひとへのアプローチは、十分でしょうか。

 アマチュア無線をやめてしまったひとには、やめてしまった理由があるはずです。でも、それらの理由は、やめてしまってから数十年経ったいまでも、そのままなのでしょうか。

 たとえば、30年前の男子中学生の頃、アマチュア無線をやめてしまったひとのなかには、次のような理由のひとがいそうです。でも、大人になったいまなら、機器の小型が進んだいまなら、技術が進んだいまなら、またアマチュア無線を楽しめるかもしれないのです。

 ・高校受験を機にやめてしまった。 → もう受験は終わりましたよね。

 ・高価な無線機が買えない。 → 機能や性能を考慮すれば、相対的に安価になっています。中古品も豊富です。

 ・まわりがおじさんばかり。 → あなたもおじさんになりました。

 ・まわりに交信相手がいない。 → HFなら、日本全国、全世界を相手にできます。

 ・TVIが出てしまった。 → コモンモード対策などノウハウが蓄積されています。

 ・大きなアンテナが立てられない → 小さなアンテナでもCWやFT8が十分楽しめます。

 では、これらを具体的にどのような方法で知ってもらうのか。いくつかのアイデアがあるのですが、もう少し検討してから、ご紹介したいと思います。

2022年2月11日追記

 私は、アマチュア無線の本質は、「自分の知識と技術で電波を飛ばし、世界中の仲間とコミュニケーションする」という文章に集約できるのではないかと考えています。「本質」というと大げさですが、「アマチュア無線だからこそできる」、「アマチュア無線だからこそ制限が少なく実現できる」ことをまとめると、このような表現になると思うのです。

 たとえば、携帯電話やインターネットは、より簡単に「コミュニケーション」できます。しかし、そこに「自分の知識と技術」が介在することは、あまりありません。「自分の知識と技術」を身に着けて行く過程、「自分の知識と技術」を活用できることに、面白さがあると考えています。長年、アマチュア無線を楽しんでいる皆さんも、同様にお考えなのだと思います。

 このように考えれば、家族や特定の相手との交信だけを目的としていたひとがアマチュア無線を続けなくなったのは当然といえます。かつてのアマチュア無線家に、アマチュア無線の魅力を再発見してもらい、「大人の知的な趣味」として再開してもらいたいものです。 

アマチュア無線公開運用の改善

 地域のイベントなどで、アマチュア無線の公開運用が行われる機会は多いと思います。アマチュア無線のことを、紹介し、仲間を増やすための絶好のチャンスです。

 しかし、一般の方にわかりやすくアマチュア無線を紹介できているでしょうか。見学者に背を向け、ヘッドホンをかけてひたすら運用しているなどということはないでしょうか。

 交信の模様をきちんと聞いてもらい、その内容についての解説役を配置する、交信相手がどこの局なのか、地図にプロットする、資格と免許が必要なことをきちんと紹介する、かつてアマチュア無線ブームだった頃と今とを比較する資料を用意するなど、公開運用で、効果的にアマチュア無線を紹介する指針をまとめるのはいかがでしょうか。

 私は、これまで何回か、体験運用局のお手伝いをしたことがあります。小学生を含むアマチュア無線家ではないひとが運用していると、交信相手になってくださるひとは、みな、普通の言葉使い、わかりやすい話し方で交信してくださるということを実感しています。公開運用についても、同様に、誰に聞かれても恥ずかしくない運用をすることで、アマチュア無線をアピールしていきたいものです。

自作派アマチュア無線家への制度面の支援

 自作を楽しむアマチュア無線家にとって、(出力200W以下の送信機の場合)、保証認定が必要な現在の制度は、大きな障害となっています。これが、実際に電波の質等を確認するための実測検査ではなく、事実上書類審査のみであることから、形骸化しているといわざるを得ません。

 たとえば、「出力10W以下の機器に限る」あるいは「国内最高の無線技術系資格である第一級陸上無線技術士所持者が認可できる」といった制限付きでもよいので、時間と費用がかかる手続きが少なくなるような施策を国と折衝していくべきと考えます。

 様々な実験を行いやすい環境を整備することが、国が求めるワイヤレス人材の育成にもつながっていくのではないでしょうか。

相互運用協定の推進

 私は、海外からのアマチュア無線運用を楽しみとしています。アマチュア無線を始めた中学生の頃に読んだアマチュア無線の本に、たくさんのカントリー(エンティティー)から運用し、統一デザインのQSLカードを発行してきたDXペディショナーが紹介されており、それにとても強いあこがれをいだいたのです。それから25年以上経って、ささやかながら海外からの運用を経験し、以来、その魅力に取りつかれました。

 本格的なDXペディションにも、2回参加させていただくことができました。

 これまで、37エンティティから、運用した経験があります。しかし、試験を受けて免許をとったのは、日本とアメリカの2か国だけです。これらの国に属さない、32エンティティは、日本またはアメリカの免許を持っていることを根拠に、免許が降りる、あるいは運用が許可されたのです。

 一方で海外のアマチュア無線家が日本で運用するためには、(体験局での運用を除き)相互運用協定を交わしている国の免許を持つか、日本の試験に合格する必要があります。加えて、個人局の免許を得るためには、申請も必要です。時間もかかります。

 日本のアマチュア無線免許は、世界の免許事情と乖離した、非常に特殊なものであるといえます。

 コロナ禍が収束して、また世界中からたくさんのアマチュア無線仲間を日本に迎えることができるようになったときに、日本滞在中にアマチュア無線を気軽に楽しんでもらうことができる環境の整備が必要であると思います。

 それは、私たち、日本のアマチュア無線家が、海外でアマチュア無線運用を楽しむことにもつながってくるのです。

移動する局の50W制限と無線局免許(2月11日加筆)

 いわゆる「移動局」が許可される最大の空中線電力は、1.8MHz帯~430MHz帯においては、50Wまでとなっています。しかし、第一級アマチュア無線技士、第二級アマチュア無線技士が、いわゆる「固定局」で許可される空中線電力は、1.8MHz帯~50MHz帯においては、1kW、あるいは200Wです。

 そのため、「移動局」と「固定局」のふたつの無線局免許を持っているひとは、多いのではないでしょうか。しかし、考えてみれば、無駄なことです。

 私も「移動局」と「固定局」のふたつの無線局免許を持っています。

 海外からの運用が好きで、持っていく荷物の軽さと、交信の可能性向上のため、小型・軽量なHF 100W機を買い替えてきました。しかし、日本国内においては、100W機は、固定局でしか使うことができませんから、移動運用のために、別途HF 50W機を用意しています。なんと無駄なことでしょう。

 移動局の50Wの制限は、インターフェアの可能性などを考慮したもので、これを100Wに変更することは、難しいのかも知れません(私が運用してきた日本以外の36エンティティーでは、50Wまでという制限はありませんから、技術的な理由で本当に難しいとは思えませんが)。

 しかし、次のように制度が変われば、私たちにとっての無駄がなくなると思います。

・すべてのアマチュア無線局は「移動局」とする。ただし、50Wを超える電波の発射は、常置場所に限る。

 このようになれば、ひとつの無線局免許で、200W機と50W機の免許を受ければ、50W機を使っての移動運用が可能となります。さらにいえば、200W機を、出力50Wに絞ることで、移動運用に使用することも可能ということになります。

 お気づきの方がいらっしゃると思いますが、現在もこれに近い形となっているケースがあります。1200MHz帯です。私の免許状には、空中線出力10Wと記載されていますが、同時に「1280MHz帯を常置場所以外で使用する場合の空中線電力は、1W以下に限る」と記載されています。

 最大出力1Wの送信機も免許されていますが、出力10Wの送信機を空中線電力1Wに絞って利用することもできます。つまり、常置場所以外での使用条件として、空中線電力に制限を加えることには、前例があるわけです。

 固定局と移動局、2種類の免許が必要なことは、無線機メーカーや販売店など、「アマチュア無線業界」には、なにかしらのメリットがあることなのかも知れません。しかし、「アマチュア無線家」にとってのメリットは少ない(*)と思います。移動運用の条件を50W以下とすることを、行政当局に働きかけていくべきではないでしょうか。

(*)移動局と固定局で、別々のコールサインを持っているひと(持ちたいひと)にとっては、免許が一本化されることが影響するかもと思いましたが、50Wを超える設備を持つのであれば、別々のコールサインを、いずれも維持できることになりますね。

アマチュア無線と資格(2月16日追記)

 アマチュア無線を知り、アマチュア無線を始めようとして、最初のハードルとなるのは、資格が必要なことだと思います。運用できる周波数帯などを制限したうえで、免許なしでも、あるいは、難易度をさげた新しい資格で運用できるようにしたほうがよいのではないかとの意見を耳にしたことがあります。

 しかし、私はこの意見には、反対です。アマチュア無線は、関連法規や技術を勉強しないと合格できない資格が必要なことが、世の中に対するアピールポイントになりうると思っています。たとえば、小中学生にとって、合格して得た「国家資格」を持っていることは、とても嬉しく、また誇らしいことではないでしょうか。

 資格で問題となるのは、その難しさではなく、「受験機会が限られていること」や「手続きに、たいへんな時間がかかること」だと思います。

 「受験機会が限られていること」は、手続きに時間がかかることの一因でもありました。限られた時期、限られた場所でしか受験できないことについては、第3級アマチュア無線技士、第4級アマチュア無線技士の国家試験がCBT(Computer Based Testing)で受験できるようになったことで、大きく改善したと思います。

 となると、残るは、無線局免許申請も含めた「手続きにかかる時間」です。手続きの簡素化も含め、JARLから関係機関に働きかけを行うことが重要と考えます。

 次に、すでにアマチュア無線を楽しんでいるひとにとっての資格についてです。アマチュア無線技士には第一級から第四級までの4段階の資格があり、運用できる範囲が異なることは、皆さんもご存じの通りです。

 私は、資格は自分が必要とする範囲で持っていれば、問題ないと考えています。どの資格を持っているかが、アマチュア無線家としての優劣につながるわけではないと思います。

 と同時に、第一級、第二級の免許を持っているひとは、より積極的に、より幅広くアマチュア無線を楽しんでいるのだと思うのも事実です。

 私は、自宅のHFアンテナは、釣り竿を使ったロングワイヤーです。DXのコンテストで、ヨーロッパが聞こえてきても、50Wで運用していたときは、ほとんど応答がありませんでした。それが、固定局を開設し、100Wで運用したところ、格段に交信できるようになりました。もちろん、その時々のコンディションに左右される点も大きいのでしょうが、単純に3dBの違いだとは思えない飛び方を実感しました。

 また、私は、200Wを超える免許の申請は難しい住宅事情なのですが、第一級を持っていることで、特別局や社団局でのコンテスト参加などで1kWでの運用を経験させていただくことができました。

 大電力に興味がなくても、第二級以上であれば、10MHzや14MHzで運用できるメリットは大きいと思います。第三級、第四級のかたには、アマチュア無線の楽しみを広げるためにも、ぜひとも上級に挑戦していただきたいですし、上級の方には、アマチュア無線をより幅広く楽しもうという姿勢に敬意を表します。

 上級資格を取得することで、アマチュア無線の楽しみがどのように広がるかを紹介していくことも、JARLの大きな役割だと思います。

私の無線従事者資格(2月20日 別項目化 3月9日加筆)

 私の所持している無線従事者資格についてまとめてみました。所信というよりも、プロフィールになってしまいますが、これらの資格を、なぜ取得したのかも含め、ご紹介しておきましょう。決して、「資格自慢」をしたいがために取得したのではありません。すべて、「アマチュア無線をより積極的に楽しむため」というのが動機になっているのです。

 JARLの選挙所信表明のフォーマットには、無線従事者の資格を記入する欄があります。私は、ここに4つの資格を記載いたしました。第一級アマチュア無線技士、第一級陸上無線技術士、第一級海上無線通信士、航空無線通信士です。

 これらの資格は、操作範囲等が重なっていない部分があります。この4つの資格が補完しあって、「プロのCW通信以外」のすべての無線通信の操作をカバーできることになります(「プロのCW通信」には、各級の総合無線通信士の資格が必要です)。

 上記資格の下位資格に相当するため記載はしていませんが、この他に、電話級アマチュア無線技士、電信級アマチュア無線技士、第二級アマチュア無線技士、特殊無線技士(多重無線設備)、第三級海上無線通信士の資格も持っています。

 特殊無線技士(多重無線設備)は、大学生のときに取得しました。いまでは、第一級陸上特殊無線技士という名前になり、操作範囲もたいへん広くなりました。私が取得した頃は、通信会社のマイクロ波中継設備の操作に従事するひとが取得することが多かったと思います。当時の私は、1200MHz & UPに興味を持ち、1200MHzのトランスバーターを自作したりしていました。マイクロ波技術について系統的に学ぶためにはどうしたらよいかを考え、特殊無線技士(多重無線設備)の資格を取るための勉強を思い立ったのでした。

 この資格は、JARL次世代通信委員として、D-Starの実用化実験に携わった際に、役に立つこととなりました(JARLが「じゃーるじっけん**」(**は一連の数字)というコールサインの実験局の免許を受ける際に、活用できたのでした)。

 第一級陸上無線技術士は、40歳代になってから取得しました。無線技術系の最高位の資格ですから、あこがれがありました。と同時に、第一級アマチュア無線技士と、どれくらいレベルが違うのかに興味を持ちました。

 最初の受験では、4科目中、「無線工学A」、「無線工学B」、「法規」の3科目は合格でしたが、「無線工学の基礎」を落としてしまいました。「基礎」は「基本」ではなく、あくまでも「基礎」であり、難しいということを実感しました。一方で、「無線工学B」は、まったく勉強しておらず、受験しないで帰るつもりが、とりあえず受けてみたら科目合格してしまいました。

 「無線工学B」は、アンテナや電波伝播に関する科目です。たとえば、ダイポールアンテナの長さを問う問題がありました。本来は、難しい式を覚え、計算して答えを導き出さなくてはならないのですが、アマチュア無線的に、1/2波長に短縮率0.97を乗じて得られた数値で正解できました。補助線を引くことで解けてしまったパラボラアンテナの特性の問題もありました。

 アマチュア無線で身に着けた技術的な知識(というより実践的な知識でしょうか)が、プロの資格取得でも役に立つということが、実感できたのでした。

 第一級アマチュア無線技士の試験は、第二級にはない複素数計算が必要な問題が出題されることが特徴なように思います。この複素数計算が必要な問題を解答できるようになれば、第一級陸上無線技術士も恐れずに足りずというのが実感です。第一級アマチュア無線技士の価値といったものも実感できたのでした。

 NHKの放送技術研究所に在籍していたソフトウェア研究者の方に話を聞いたことがあるのですが、同研究所の研究者は、全員が無線への関わりに関係なく、第一級陸上無線技術士の資格を取得することが求められるのだそうです。また、第一級陸上無線技術士の年間の資格取得者(2020年度1,478名)は、第一級アマチュア無線技士(同288名)よりも多いのです。第一級陸上無線技術士は、(少なくとも、持っているひとの数から考えて)自慢できるほどの資格ではなくなってしまっているように思います。

 逆の言い方をすれば、第一級アマチュア無線技士は、じつは第一級陸上無線技術士まで、もう一歩のすごい資格なのではないかと感じました。

 第一級陸上無線技術士を持っていれば、他の多くの無線従事者試験で無線工学が免除になります。また、第三級海上無線通信士と第一級陸上無線技術士の両方を持っていれば、全科目免除で第一級海上無線通信士が取得できます。第一級海上無線通信士と第三級海上無線通信士の差は、無線工学だけです。それが免除なのですから、直接、第一級海上無線通信士を受験してもよいのですが、受験料などの費用が安く抑えられるという理由から、第三級海上無線通信士を受験することにしました。

 海上無線通信士への挑戦は、「通信士」へのあこがれ(*)の気持ちとともに、プロの通信の世界での電波法令や制度を学びたいと考えたことが大きな動機でした。アマチュア無線に関連した手続きなどが、世界のアマチュア無線の常識と乖離しているのは、プロの無線のしくみを準用しているためではないかと考え、学んでおく必要があると感じたのです。

 結果、たいへん勉強になりました。非常通信よりも、遭難通信、緊急通信、安全通信が重要視されていること、アマチュア無線で許可される1kWというのは、他の無線システムと比べても、とてつもない大電力であることなどを実感できました。

 また、国際電気通信条約を始めとする、国際的な取り決めが、非常に重要であることも実感できました。国は、これら国際的な取り決めによる「アマチュア業務」とはかけ離れた使い方を認め、JARLもそれを支持しました。これは、正しいことなのでしょうか。

 ちなみに、第一級、第二級、および第四級海上無線通信士は、第四級アマチュア無線技士の操作範囲を含んでいますが、第三級海上無線通信士は、第四級アマチュア無線技士の操作範囲を含んでいません。

 航空無線通信士は、アマ陸海を取得したので、残る「空」もと思い、取得しました。これに関しては、確たる目的があっての受験ではありませんでした。受験会場に、たいへん多くの受験者がいたのが驚きでした。若い女性がとても多かったです。航空会社への就職を目指しているひとが資格取得を目指すのでしょうか。

(*)アマチュア無線の世界では、「アマチュア無線技士であって、アマチュア無線通信士ではない」というように、「技士」には技術があり、「通信士」は通信するだけと卑下する表現が見受けられます。しかし、海上無線通信士の下位資格に海上特殊無線技士が、航空無線通信士の下位資格に航空特殊無線技士があることからもわかるように、「通信士」は、技術的にも「技士」よりも上位の資格です。アマチュア無線技士と無線通信士は、目的や操作範囲が異なりますから、一概にはいえませんが、私は、前述の表現は、間違っていると思います。

 なお、第一級総合無線通信士と第一級陸上無線技術士を持っていれば、他のすべての無線従事者の操作範囲を網羅できることになります。ということは、陸海空の資格を列記した私は、第一級総合無線通信士の資格を有していないと白状していることになります。私にとっての鬼門は、「英語」だと思っていたのですが、海上無線通信士、航空無線通信士の英語はなんとかなってしまいました。となると、大きく立ちはだかる壁は、和文モールスということになります… いつかは、第一級総合無線通信士を取得したいものです。

 さらに言えば、無線従事者免許ではありませんが、アメリカのAmateur Extraも所持しています。アメリカに属するエンティティ―からの運用をはじめ、たくさんのエンティティ―から運用するために取得しました。

 この試験勉強を通じて、アメリカのアマチュア無線に対する考え方を知ることができたように思います。試験問題は、アマチュア無線家によって作成されているそうです。全問題が公開されており、すべてを覚えてしまえば、かならず合格できます。しかし、3つのクラスの一番簡単なクラスから順番に合格する必要があります。公開されている問題は、各クラスごとに数百問あります。勉強することによって、アマチュア無線の多様な楽しみを知ることができるようになっていると感じました。対して日本の問題は、アマチュア無線を楽しむために必要な知識ではないことを問う、不必要に難しい問題が多いように感じています。

 このように、アメリカのアマチュア無線資格のための試験勉強は、たいへんよい経験となりました。

 私は、様々な無線従事者資格を所持しています。しかし、それを自慢するというのではなく、プロに関わる法令や制度、海外のアマチュア無線資格の考え方についても学んできた経験と知識が、JARL社員としての活動を行うための礎のひとつになるのではないかと考え、アピールさせていただきました。

おわりに

 以上、現時点での私の考え、JARLで実現するため意見したいことなどをまとめました。もちろん、これらの意見が必ずしも正しいとは限りません。皆さんからの意見も反映して、「アマチュア無線のため」に活動していきたいと思います。

 皆さんの意見は、メールや掲示板の書き込みで受け付ける方法がありますが、Twitterを活用したいと考えております。@JK1FNL をつけてTweetしていただけたらと思います。

 これをお読みくださった「あなた」には、これまで社員として支持してきたひとがいらっしゃることでしょう。「あなた」が支持するひとは、きっと素晴らしい考えを持ったひとだと思います。なので、「あなた」が一票を投じなくても、同様に考えている他のひとの力で、きっと当選できます。

 一方で、私は、このページをご覧いただいた「あなた」が頼りです! ぜひ、ご投票いただき、ご支援くださいますよう、お願いいたします。

JK1FNL(小林直行)プロフィール

1977年 JK1FNL開局
 第一級アマチュア無線技士
 米Amateur Extra(コールサインNA8O)
  第一級陸上無線技術士
  第一級海上無線通信士
  航空無線通信士
  電気通信主任技術者伝送交換
  電気通信主任技術者線路
  工事担任者AI・DD総合種
  CATV総合管理技術者

横浜市金沢区在住

JA1YUU 逗子・葉山アマチュア無線クラブ メンバー

おもなアマチュア無線活動

 現在、国内コンテスト参加(*1)、海外からの運用(*2)、自作(*3)をメインにアマチュア無線を楽しんでいる。
 雑誌記事、著書を通じ、アマチュア無線の楽しむための情報発信(*4)を続けている。
 アマチュア無線仲間を増やすための活動にも、積極的に參加している(*5)

JARL関連の活動

 ・次世代通信委員としてD-Star規格策定に参画
 ・JARL HQ局 8N2HQ、8N4HQ でIARUコンテストにオペレーターとして参加

*1 国内コンテスト参加
・2011年 オールJAコンテスト X50M 全国1位(移動運用)
2009年から KCJコンテスト 7MHz部門9年連続入賞(ベランダ設置の釣り竿アンテナ使用)
ほか、コンテスト入賞多数
*2 海外からの運用
・2021年現在、37エンティティより運用
  NA8O 3D2NA V63O VK6AAS 9H3F 8Q7FF YJ0NA T88NA CN8NA など
・9M4SDX、9M0LL と2回のスプラトリー諸島DXペディションに参加
・海外運用のガイドブックをまとめ、ノウハウを公開
*3 自作
・雑誌への製作記事執筆多数
・2016年 ハムフェア自作品コンテスト規定部門入賞
*4 雑誌記事、著書
・1990年~1992年 モービルハム誌にパケットラジオ情報コラム「INTERNET」を連載
・1993年 CQ ham radio誌にパケットラジオ情報コラム「Packet Radio Today」を連載開始
・インターネット専門誌「Internet User」、コンピューター科学誌「bit」、SF雑誌「小松左京マガジン」など、専門誌以外にもアマチュア無線の紹介記事を執筆
・著書
 「元祖アマチュア無線用語・用例早わかり」(誠文堂新光社)
 「実践パケット通信コンピュータ・ネットワーク」(CQ出版)
 おそらく「インターネットの個人利用」をテーマにした、日本初の書籍です:-)
 「パケット無線&TCP/IP」(CQ出版)
 「マスタリングTCP/IP IPv6編」(オーム社:共著)
 その他、アマチュア無線、電子工作、OS、通信技術、インターネットに関する著書、執筆多数

*5 アマチュア無線仲間を増やすための活動
米アマチュア無線試験 Volunteer Examiner(ボランティア試験官)
・2021年 逗子市立久木中学校ARISSスクールコンタクト スタッフ
・8J1YAC アマチュア無線体験局 スタッフ
・第58回日本SF大会 企画 「WA5PSが本当に『復活の日』」 SFとアマチュア無線をテーマに講演

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