2023年6月25日のJARL定時社員総会の準備書面(事前質問状)の内容をお知らせします(2023年6月19日)
2023年6月25日に、定時社員総会が予定されています。JARL社員としての、最初の本格的な活動となります。
6月16日に、準備書面(事前の質問状)を提出いたしました。「意見として承る」といった回答を避けるため、かなりきつい感じの文章となっています。不必要な誤解を避ける意味もあって、準備書面そのものではなく、質問の趣旨を説明する形で、掲載させていただきます。
なお、具体的な「議題」「報告事項」に当てはめにくい質問については、「議題1 令和4年度決算の件」または「報告事項(1) 令和4年度事業報告」に関する質問としています(国会の予算委員会が、予算審議に必要なため、ありとあらゆるテーマを扱うのと一緒と考えました)。
第5号議案については、いろいろ思うところがあるのですが、準備書面では言及しないこととしました。
質問 【定時社員総会運営(議題1 令和4年度決算の件・報告事項(1) 令和4年度事業報告)】
●社員総会は、社員以外出席できないと規定されているのですが、弁護士など、規定外のひとが出席している可能性があります。その正当性の是非と、立場(誰の利益のために出席しているのか)を確認する質問をしています。
●総会の傍聴者は、定数が定められているとのことですが、何によって定められているかが曖昧です。確認の質問をしています。
●今回のJARL社員総会の傍聴希望数を尋ねています。傍聴希望者の要望に答えるために質問しています。
●社員総会のオンライン中継を行うべきとの立場から、それができない理由についての質問をしています。
●JARL社員の地方本部毎選出社員の定数は、関東地方本部区域のみ、著しく定員数が少なく、定款第4章 社員の第18条 4に反しないためには、現行の20名に対し、31名が適正です。 この状態は、一般社団法人への移行時から継続しているだけでなく、拡大している状況です。なぜ、是正しないのか、是正が難しいのであれば、その理由について質問しています。
●支部長=社員 である必要性について質問しています。支部長=社員では、定款第4章 社員の第18条 4を順守することはできないこと、過去の総会の質問において、地域に根差した質問がなされたことは皆無であることを踏まえたものです。
●私は、前項に関して、支部長の意見を総会において反映させるのであれば、総会への出席権、発言権をそのままとし、議決権については、地方本部毎選出社員のみとすれば、解決できると考えています。そのことに関して質問しています。
●JARL社員選挙の選挙公報の記載スペースが狭すぎると感じています。有権者に、なるべく情報を与えず、組織票を持つ立候補者、知名度のある立候補者に有利にするためと勘ぐってしまいます。スペースは拡大すべきです。それが不可能でも、工夫の余地はあります。
現状の理由を質問し、改正の提案を行っています。
●上記、選挙公報のフォーマットを定めているのは誰か、改善するためには、どのような手続きが必要かを質問しています。
●専務理事が選任されないままです。この事態が、規則に定められていないため(選任された理事の欠員は規定あり、選任されなかった場合の欠員については規定なし)だとしたら、規則で定めるべきであると考えますが、その是非について質問しています。
●専務理事が選任されなかった前回の定時社員総会から1年が経過しても、専務理事を選任されていないことについて、その理由を質問しています。
●コロナ禍で、会長は、全国に出張し、飲食を伴った会合ができなくなり、業務に支障をきたすことになったと推測しています。具体的に、どのような不都合があったか、説明を求めています。
●本年度は、コロナ過の影響が減少すると予想されます。JARL会長は、2020年以前のように、全国に出張し、飲食を伴った会合を頻繁に行うことを予定しているのかを質問しています。
質問【第4号議案 理事髙尾義則解任の件】
●会長は、「JARL会員ファースト」を表明して活動しているが、JARLの目的は、定款によると「本連盟は、日本におけるアマチュア無線の健全なる発達を図ることをもって、内外の電波利用による科学技術の振興、災害の防止と被災者の支援及び国際相互理解の促進に寄与し、併せてアマチュア無線家相互の友好を増進することを目的とする」と定められています。
すなわち、本連盟は、アマチュア無線全体のために存在しているのであり、「JARL会員の利益」のために存在しているのではありません。JARL定款に反して「JARL会員ファースト」を表明している会長に対して、「JARL会員ファースト」の方針を改める考えはあるかを質問しています。
●別記、【事業報告4 会員の増強と会員事業の推進 (4)広報活動】に関する質問にあるように、JARLの著作物を、あたかも自団体の著作物であるかのように扱う、著作権の意識に欠ける非常識な活動を行っている「JARL会員ファーストの会」団体のメンバーに、JARL会長が名を連ねています。この点をJARL会長はどのように考えるかを質問しています。
意見【第4号議案 理事髙尾義則解任の件】
●定款の定めによると本連盟の目的は「アマチュア無線全体」を考える高邁なものです。
これに反する、「JARL会員ファースト」を表明する意識の低さは、JARL会長の任にはふさわしくないと考える旨、意見を表明しています。
質問【事業報告2 アマチュア無線活動の推進 (1)アマチュア無線活動の推進】
●ハムフェアは、たとえば、ガイド付きで各ブースを回り、アマチュア無線を紹介するツアーを実施する、講演会場で短時間のプレゼン(ライトニングトーク)を行うなど、アマチュア無線を楽しみ、情報を共有するための様々な手段を取ることが考えらます。そのようなアイデアを募集することなく、旧態依然のままであることに是非について質問しています。
● ハムフェアについて、JARLが主体となったアマチュア無線普及拡大のための、新しいアイデアを持てない実行委員が差配しているように感じています。これを打開するため、企画の公募、実行委員の公募等を行う考えはあるかを質問しています。
質問【事業報告2 アマチュア無線活動の推進 (3)アマチュア無線制度の改善】
●自局を相手とする通信(自局内通信)を禁止する回答が、総務省より提示されています。
だとしたら、ドローンの運用(ドローンからのカメラ映像の受信)を目的にアマチュア無線を運用する場合は、自局内通信に相当し、認められないと考えます。
受信であるため、これに反しないということであれば、その他の通信に関しても、送受を切替ながら行う以上問題ないと考えます。そのような主張を、総務省に対し行い、見解を引き出すつもりはないかを質問しています。私は、自局内通信は、「研究、および自己訓練」のために有用であると考えており、その立場からの質問です。
■意見【報告事項4 会員の増強と会員事業の推進 (3)QSLの転送】
意見【報告事項4 会員の増強と会員事業の推進 (3)QSLの転送】
●私に届いたQSLカードの分析でも、転送に、1年近くかかっているのが現状です(直近の例では、最短で10か月)。新たにJARL会員になったひとが、1年の会費が切れるまで、1回もカードが転送されてこなかったという例もSNS等で報告されています。半年会員では、1回も転送されない状態であると推測します。
QSL転送がJARL会員のメリットとうたいながら、この状態は、いわば一種の詐欺行為ではないでしょうか。たとえ、新入会員が、会費が切れて継続しなくても、半年会員なら最初の3回、1年会員なら最初の6回はカードを転送すべきと考えます。
質問【事業報告4 会員の増強と会員事業の推進 (4)広報活動】
●「JARL会員ファーストの会」という団体があります。同団体のWebページには、JARL会長をはじめ、多くの現職理事がメンバーであると記載されています。
私が所属する逗子・葉山アマチュア無線クラブからJARLに対し、同団体とJARLの関係について問い合わせを行ったことがありますが、2021年5月31日に「JARLとの関係はございません」との回答を得ています。
ところが、JARLと無関係の同団体のWebページには、以下の記述が見られます。JARLの活動を、あたかも「JARL会員ファーストの会」の活動であるかのように記載しています。JARLにとっては、著作権を侵害されているとともに、事業主体を詐称されていることが大きな問題であると考えます。この点について、JARLとしての考えを質問しています。
・JARLの活動に関する記事がいくつか掲載されているが、「JARL会員ファーストの会」の活動であるかの記述となっている(別紙1)。JARLとしては、このように、他者があたかもJARLを騙っているかの記述は許すべきではない。直ちに、記事の削除と同団体からの説明を求めるべきである。JARLの見識を問いたい。
・上記JARLの活動に関する記事が、そのように記述されているのは、JARLのWebページの記述を盗用(主語がJARLではなく、また、ほぼ全文がJARL Webページ記載のものであり、「引用」には当たらない「盗用」である)しているためと考えられる。記事を盗用されていることについて、JARLは、今後いかなる対策を取るか。
・上記がJARLのWebページの盗用にあたらないということであれば、「JARL会員ファーストの会」同様、JARLと無関係な団体、個人等が同様のことを行っても問題ないということになるが、その認識で正しいか。
なお、同会は、2021年5月に同会と無関係の、「逗子・葉山アマチュア無線クラブ」によるARISSスクールコンタクトの写真を盗用、同クラブ員がJARLの求めに応じて書かれた記事を、自分たちが行ったかのようにWebページに掲載していたことがあります。
http://ja1yuu.blog.fc2.com/blog-entry-484.html
http://ja1yuu.blog.fc2.com/blog-entry-489.html
この件に関し、同クラブがプロバイダへ、同ページの管理者の開示請求を行ったところ、同団体は、開示に同意せず、プロバイダとの契約を解除し、謝罪、釈明等がないまま、他のプロバイダと契約しなおすという不誠実な対応を行っています。
・このような、JARLの著作物を、あたかも同団体の著作物であるかのように扱う、著作権の意識に欠ける非常識な活動を行っている団体のメンバーに、多数のJARL理事が名を連ねているが、この点をJARLはどのように考えるかを、合わせて質問しています。
以上
(別紙1) 「JARL会員ファーストの会」によるJARL Webページの著作権侵害(記事盗用)及び同団体による事業とする詐称が疑われる例(2022年6月以降)
(2023年9月6日補足) https://jarl-kaiin1st.jp のページは、JARL社員総会直後にアクセスできなくなってしまいました。現在は、次のURLから、アーカイブを参照することができます。
https://web.archive.org/web/20230613035321/https://jarl-kaiin1st.jp/
「JARL会員ファーストの会」メンバー
(「JARL理事並びに前理事(運営者)」との記載あり。同団体Webページ https://jarl-kaiin1st.jp/director/ から引用。「現職」の表記は引用者による)
JG1KTC 髙尾 義則 現職
JH1NLL 安部 慈孝
JH1LWP 島田 守康 現職
JE4WWK 金子 由次 現職
JA6DJZ 渡邉 秀明
JA6HUG 中村 信雄 現職
JA7AJH 尾形 和俊 現職
JA8ATG 原 恒夫 現職
JA8DKJ 三井 武 現職
JH8HLU 正村 琢磨 現職
JF0JYR 髙橋 哲也 現職
ハムフェア2022 2022年6月26日
https://jarl-kaiin1st.jp/2022/06/26/%e3%83%8f%e3%83%a0%e3%83%95%e3%82%a7%e3%82%a22022/
「アマチュア無線フェスティバル ハムフェア2022を、今年は 8月20日(土)・8月21日(日)の2日間、東京都江東区有明の「東京ビッグサイト」南3・4ホールで開催します」
との記述となっており、開催するのが「JARL会員ファーストの会」であるかのように読める。第三者が紹介するように書き換えるべきがなされていない。
また、記事は、下記JARL Webページの盗用にあたると思われる。
https://www.jarl.org/Japanese/1_Tanoshimo/1-3_Ham-Fair/2022/Ham-Fair-yoko.htm
カプセルトイから電鍵 2022年7月3日
記事は、下記JARL Webページの盗用にあたると思われる。
https://www.jarl.org/Japanese/2_Joho/News2022/2022_news-6.htm#0629b
プレミアム門標板 2022年7月10日
「JARL の事業活動に長年にわたってご理解とご支援をいただいておりますライフメンバーの皆様にあらためて深謝申し上げます。この度、新たに「ライフメンバー会費」をスタートする皆様にプレゼントしております「プレミアム門標板」を、 【ライフメンバー正員の皆様】 だけに 【期間限定】 で有償頒布します」
との記述となっており、JARLと無関係な同団体が「深謝申し上げ」、「プレミアム門表板を有償配布」するかの記述となっている。第三者が紹介するように書き換えるべきがなされていない。
Radio JARL.com 2022年8月14日
https://jarl-kaiin1st.jp/2022/08/14/radio-jarl-com-2/
記事は、下記JARL Webページの盗用にあたると思われる。
https://www.jarl.org/radio/RadioJARLcom.html
ラジオ番組「衆議院議員 井林たつのり の『スマイル・メッセージ』」にJARL髙尾会長がゲスト出演 2022年8月31日
記事は、下記JARL Webページの盗用にあたると思われる。
https://www.jarl.org/Japanese/2_Joho/News2022/2022_news-8.htm#0809
ARDFへのご案内 2022年9月22日
https://jarl-kaiin1st.jp/2022/09/22/ardf%e3%81%b8%e3%81%ae%e3%81%94%e6%a1%88%e5%86%85/
記事は、下記JARL Webページの盗用にあたると思われる。
https://www.jarl.org/Japanese/1_Tanoshimo/1-5_ardf/ardf.htm
JARL会員専用【施設所有(管理)者賠償責任保険】 2022年10月4日
「※前年、同保険をお申込みいただいた方で、JARL NEWSを購読されていない皆様には、
10月中に申込用紙等を送付予定です」とあり、申込用紙を送付するのが「JARL会員ファーストの会」であるかのように読める。第三者が紹介するように書き換えるべきがなされていない。
申請書用紙変更のお知らせ 2022年11月15日
記事は、下記JARL Webページの盗用にあたると思われる。
https://www.jarl.org/Japanese/2_Joho/News2021/2021_news-12.htm#1210
ワイヤレス人材育成 2022年12月1日
■ワイヤレス人材育成 2022年12月1日
記事は、下記JARL Webページの盗用にあたると思われる。
https://www.jarl.org/Japanese/2_Joho/News2022/2022_news-11.htm#1116
アマチュア無線フェスティバル ハムフェア2023 2022年12月15日
「2023年8月19日(土)・8月20日(日)の2日間、東京都江東区有明の『東京ビッグサイト』南3・4ホールで開催します」とあり、主催者が「JARL会員ファーストの会」であるかのように読める。第三者が紹介するように書き換えるべきがなされていない。
記事は、下記JARL Webページの盗用にあたると思われる。
https://www.jarl.org/Japanese/1_Tanoshimo/1-3_Ham-Fair/2023/Ham-Fair-yoko.htm
QSOパーティ2023 2022年12月27日
https://jarl-kaiin1st.jp/2022/12/27/qso%e3%83%91%e3%83%bc%e3%83%86%e3%82%a32023/
「2023年のQSOパーティでは、お年玉特別企画として、 6日間連続して参加いただいたJARL会員の局へ 抽選でJARLオリジナル手ぬぐい100本と、ハンディトランシーバー3台をプレゼントいたします」とあり、プレゼントするのが「JARL会員ファーストの会」であるかのように読める。第三者が紹介するように書き換えるべきがなされていない。
記事は、下記JARL Webページの盗用にあたると思われる。
https://www.jarl.org/Japanese/1_Tanoshimo/1-1_Contest/qp/nyp.htm
総務省がアマチュア無線のルールについてPR動画を公開 2023年1月31日
記事は、下記JARL Webページの盗用にあたると思われる。
https://www.jarl.org/Japanese/2_Joho/News2022/News%20Frameset.htm
JARL「新春記者懇談会」を3年ぶりに開催 2023年2月9日
記事は、下記JARL Webページの盗用にあたると思われる。
https://www.jarl.org/Japanese/2_Joho/News2023/2023_news-1.htm
ハムフェア出展希望申込み期日迫る 2023年4月12日
「アマチュア無線フェスティバル ハムフェア2023を、2023年8月19日(土)・8月20日(日)の2日間、東京都江東区有明の『東京ビッグサイト』南3・4ホールで開催します」とあり、ハムフェアを開催するのが「JARL会員ファーストの会」であるかのように読める。第三者が紹介するように書き換えるべきがなされていない。
ハムフェア出展申込延長! 2023年5月8日
「ハムフェア2023の出展お申し込みは、令和5年5月9日(火)を締め切りとしておりましたが、いまだ出展について検討中とのお問い合わせを多くいただいております。つきましては、出展お申し込み期間を延長し、締切日を5月25日(木)とさせていただきます」とあり、ハムフェアの主催者が「JARL会員ファーストの会」であるかのように読める。第三者が紹介するように書き換えるべきがなされていない。
記事は、下記JARL Webページの盗用にあたると思われる。
以上